今日は、多くのお客様からご質問をいただく「クリーニングのビニール袋」についてお話しさせていただきます。クリーニングから戻ってきたお洋服、そのままクローゼットにしまっていませんか?実は、これがお洋服を傷める原因になってしまうんです。

あのビニール袋の本当の役割とは?

クリーニング店でお渡しする透明のビニール袋。実はこれには明確な理由があります。

ビニール袋の役割は、クリーニング店からご自宅までの「ホコリ避け」なんです。

お店から持ち帰る間に、きれいに仕上がったお洋服が汚れたり、ホコリが付いたりしないように保護するための、いわば「仮の包装」というわけです。決して長期保管用ではありません。

なぜビニール袋のまま保管してはいけないの?

ここが重要なポイントです。ビニール袋には通気性がありません。

密閉された袋の中では、以下のような問題が起こります:

1. 湿気がこもってしまう

日本は湿度が高い国です。特に梅雨時期や夏場は、袋の中で湿気を含んでしまいます。

2. カビの原因に

湿気と共にお洋服を閉じ込めてしまうと、カビが発生しやすい環境を作ってしまいます。せっかくきれいにクリーニングしたお洋服が、カビで台無しになってしまっては元も子もありません。

3. 変色や劣化の恐れも

通気性がないことで、素材によっては変色したり、生地が傷んだりする可能性もあります。

正しい保管方法は?

ご自宅に着いたら、まずビニール袋を外しましょう!

まとめ

クリーニングのビニール袋は「一時的なホコリ避け」です。お家に着いたら必ず外して、適切な方法で保管することが、大切なお洋服を長持ちさせる秘訣です。

クリーニングモームでは、お洋服の素材や特性に合わせた最適なクリーニングはもちろん、保管方法についてのアドバイスもさせていただいております。お気軽にご相談ください。

皆さまの大切なお洋服が、いつまでも美しく保たれますように。